【これまでのお話】
バスデンさん(Tom Basdenさんです)。ファンとして断続祭りを続けてはや7年。初めて叫んだころには20代だったバスデンさんもはや…さ、さんじゅうろく…?(卒倒)
そして、さらに驚いたことに、コレだけ断続祭りを開催し続けているにも関わらず、(Go Johnny パート1よりGo Johnny パート2より) わざわざロンドンくんだりまで(飛行機往復+宿泊代)バスデンさんの焼き直しネタ披露のために行ってられねーと全然見ないでいるうちに(*)、気がついたら3年…(卒倒)
そんなわけ?で、いつもよりはちょっと「いいの見つけたら、観に行ったほうがいいんじゃねー?」レベルが高くなっていました夏休み(→クロコダイル全部予約しておいて全部キャンセルになったのが一番の原因かも)。エディンバラフリンジ最終日、The Invisible Dotの人が配ってた秋以降のパンフをつい勢いでもらってしまったところ、こんなの見つけまして。
お昼に大好きなSam Craneさんの出てる(でもやっぱりMark Ryance がすげーよかった)Farinelli and the Kingのマチネを見る計画を立て、わざわざロンドンくんだりまで行ってしまったです…。
【Live at the Union Chapelとは!】
じつはその3年くらい前に、バスデンさんを観に行ったときのレポートがあります。
やっぱり3年以上前だった(汗)
そんなわけで、mixed bill なんですね。
今回のLive At the Union Chapelのラインアップは以下のとおり
Pappy's が MC
Cardinal Burns
Doc Brown
Sara Pascoe
Freeze! →しつこいようですが、Tim Keyとバスデンさんが一緒にやってるユニットです。前は一緒が多かったけど、ここ数年はずっと年に3回あればいいほうのスペシャルイベントになってます。参考Vをはりつけます。
Tim Key and Tom Basden - Freeze! from Tom George on Vimeo.
です。
Pappy'sとSara Pascoeさんは昨年12月に観ちゃったし、とくにPappy's とクロスビーさんはエディンバラフリンジでも頻繁に遭遇しちゃったし… なんですが、何回ナマで観ても笑える&ナマでしか見れないネタを確立しちゃってる人たちなので、見れてよかったーと思ってます。
Cardinal Burnsは、じつは! Channel 4のCardinal Burnsがパン・ヨーロピアンな笑いだったもので、その存在価値は理解しつつも(→イギリスにもこういう笑いは必要という意味で)自分の趣味ではないから、1話しかみたことない、っつー、見ることにモチベーションの低い2人組だったんです。が、ナマでみたネタ自体は結構オルタナコメディで、芝居の世界とか、俳優とか、某ジャンル映画のスタイルとかに対する皮肉を笑いにかえる、っていうことをやってました。おかげでかなり笑いました。意外と年季の入った2人組だったんですね。
Doc Brownも、じつは、普通のスタンダップをはじめてみました。Zadie Smith(小説家の)の弟?お兄さん?なんですよね、この人。エディンバラにもきたことがあったけど、どっちかというと役者としてコメディに出ることのほうが多い印象が…。そうそう、Doc Brownはバスデンさんとコミックリリーフで共演していたわ。
あーでも、あらためてDoc Brownの経歴を見て、なぜ今イチピンとこなかったのか納得。場数踏んでないんだ、この人。言葉選びも、違う。
Freeze! は、じつは、むかしむかし、2人がちゃんとエディンバラにきていた(まだ賞とか取っちゃう前)に一回観ただけなんです。その後、バスデンさんのソロショーとかバスデンさんの書いたお芝居とか見るようになって、世間のTim Key愛がどんどん広く深まって行くなか、1人でバスデンさんへ突進していった、という経緯があります。もちろんTim Keyも好きなんですが、2人並んじゃうと完全にバスデンさんなのです。
そんなディフォルト設定を抱えた上に、3年ナマで拝んでないもんだから、(基本バスデンさんはオレ的に超アイドルでもあるので)ナマ拝んじゃったとたんに舞い上がっちゃって…(→アホです。はい、アホなんです)本来Freeze!が織りなす醍醐味が楽しめなかった不覚の観賞となりました…
その醍醐味ってなによ、って話ですが、Freeze!ってTim KeyとBasdenさんと2人合わせて3つの笑いを同時進行させることにあるんです。観客は①Tim Key単体のパフォーマンスと②Basdenさん単体のパフォーマンス(この2つは共存してはいるが融合してはいない)③ ①と②が一つの空間で同時進行していることから生まれる笑い
の3つです。
でも昨夜のオレは①があんまり上手に耳に入ってこなくて、②ばっかり。結果①と③を落としたことになります。各ネタが今まで彼らがネット経由でとっちらかしてきたネタが多かったのが不幸中の幸いかしら。しかもバスデンさんのネタ・ハンターのオレは、ほぼ全部サイバー上の保管場所も言い当てられる。たとえば、このRaybotシリーズからのゴードン・ラムジーとか。
それにしても、こんなにステージ上のバスデンさんが、Five Dialsのインタビューで見せていたキャラに進化しちゃってるとは思いませんでした、っていうくらい、昔よりも加速して社会的順応性が限りなく底辺に近くなっていました。もうアラフォーだし、結婚もしちゃったし、もともと天才だし、頑張らなくてもよって来て欲しい人たちがよってくるし…でカミングアウトしちゃったんでしょうか。神経質な病んでるアーティストキャラ マジでペットボトルをならすお客さんへのツッコミは、どこまで本気かネタかわかんねー(汗)そういうキャラの変化としては、新ネタと呼ぶべきだったかもしれません。
もう一つ、とにかくバスデンさんと絡むときのTim Kyがいつにも増して一触即発な勢いだったんですが、そういうバスデンさんになっていたからこそ、TIm は一層エスカレートしてバスデンさんをどつかなければいけなくなってたかもしれない、と思いました。そして、Five Dialsでのバスデンさんの独走は、Tim Keyという自分をとめてくれる相手がいなかっただから、と。聞き手の人じゃとてもじゃないけど、Tim Keyのように止められない。だからああいう結果になったのか、と。。。いや、妙に納得がいきました。
*お芝居The Holesは観てるんですが、何しろご本人は書いてるだけで、中国とか行っちゃってるんで(→せめて初日くらい来てよ、バスデンさん… 汗)
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