イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2018年7月19日木曜日

エディンバラ・フリンジ2018 Edinburgh Festival Fringe 2018 (恒例)オレさまのチェックリスト(前編)


https://www.edfringe.com

えーもうやだ!!!

相当昔にツイートでメモっていたチェックリストが見つからないのです。
一からやり直しかと思うと萎えます。
けど毎年恒例の自己満のためにやります。


【今年の傾向=タダほど高いものはない】

オレはこれが今年のキーワードだと思います。
ここ数年、無法地帯での下克上っぷりとプロパーな才能のある若手君が借金せずとも出世注目のチャンスを掴めるという、元々のフリンジのスピリッツを復活させ「キタ。ついにFree Fringe の時代キタ」は終わったかもしれません。
というのもFree Fringe定番の若手&中堅君たちがPleasanceへ民族大移動しているのです。
特にPleasanceだけは絶対にいや、と言っていたほにゃらら君たちまでがPleasanceへ!(驚)Free Fringeは相変わらず開催初日くらいにしかパンフが出てこない(サイトは死んでいる)ので、確定はできませんが、再びプリペイドの伝統オハコのチェックと半額日やプレビュー日を駆使しての鑑賞というBack to Old Schoolの可能性が大です。
Free Fringeは時間のない人間にとっては失敗できませんからね。

【というわけで、チェックするべき前料金制オハコのおさらい】

(1)コメディが強いオハコといえば伝統的に以下ですので、フリンジのサイトへ行って途方にくれるより、こちらでコメディを狙い撃ちする方がよっぽど生産率高いです。

Pleasance
Assembly Rooms
Gilded Balloon
Underbelly
The Stand (90年代終わりからですが)

...で、2005年くらいから高騰するチケット料金を調整するために始まった5£Comedyそしてそれを継承するHeroes of Fringe*1ですね。5£前払いで入場を保証します。観てから言い値を払う、といういわゆるFree Fringeルールも導入されており、当日並び、終わってから芸人さんのもつバケツに5£or それ以上*2 入れる毎年のことですがギリギリになってしか更新されません。目下チケットの一部は2つオハコを抱えているMonkey Barrel Comedy のサイトで販売されております。(もしくはFringeのメインサイトですね。)

(2)Gilded BalloonがNew Town 側をさらに充実

エディンバラは旧市街と新市街に主に分かれておるのですが、新市街側がポッシュでフリンジ色が少なめでずっときております。上記のAssembly RoomsもGeorge Sq.(大学エリア=旧市街側)ではなく本家は昔からおポッシュブランドです。そんな中、Rose Street にGilded Balloon仕切りのRose Theatreが登場。個人的にこのハコで誰がやるのかはちょっと気になってます。ただサイトを観たら結局Gilded Balloonのサイトに流されちゃうので、ハコ区切りでチェックしづらいですね。


(3)今年のFree Fringeが期待薄とみえる理由

わかりませんよ!8月の3週間でまた「コレだ!」感を蘇らせてくれるかもしれませんからね。ですが、以下が今年の期待薄の理由です。

  • Brighton のFree Fringe でコメディ的に特に何も起きていない。→ 日帰りしやすい便利さからここでやっているコメディが上に上がってくる、って最近の一つのFree Fringe Comedy流通網になってるかと。んでこういうところですとちゃんとレビューも書かれやすいので当たれば注目される、と。でも全然「コレだ」的な注目株記事読んでないんですよね。多分。(Diversity issuesとGender とsexuality テーマのお芝居は非常にいいものがあったというレビューは読んでいるので、そんなに外れたこと言ってない気がする。
  • 以前もお話したと思うんですが、Free Fringeって主に2つ(Laughing HorsePBH。上記の流通網は主にLaughing Horseルートです) あって、めちゃくちゃ仲悪いんですよ(→記事にもされてる公の事実)。主催者側、何でそんな姑息なの?っていうくらい。実際にどんな経緯があったかなんて業界外のオタクにはわかった話じゃないんですが*3、このややこしいネチネチな政治に巻き込まれるくらいなら、赤字にならないを目標にPleasance行っても。。。と思っての大移動なのではないか、と妄想してます。
  • あとはFree Fringeに流れて行った傾向が見直され、Pleasanceの料金形態がリーズナブルになったとか。だってここ3年くらい完全にPleasanceのチェック捨ててましたからね、オレ。

とそんなわけで、前編はこれにて締めたいと思います。
後半はザーッとリンクを貼っていきます。前に絶賛している芸人さんかなり多く出て来ちゃうと思うけど、ご参考までに(笑)


*1これが、のちに派生してFree Fringe へと繋がってもいきます。
*2 この枠内で、オレがこのブログで紹介している芸人さんは最低5£以上お支払いしていただきたいところです。Heroes of Comedyのラインアップを毎年観ているとどう考えても誰でも入れる、というものではなく、テイストが同傾向(つまりAlternative Comedy Memorial Society (aka ACMS)  の面々)とレベルがそこに到達していないと入れてもらえない、って感じ。


*3  でも事情聴取はできるところで試みてます(爆)部外者だから逆に聞いちゃう。

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