イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2014年12月18日木曜日

おそらく今年一番おいしい年の瀬コメディアッセンブル☆Laugh Out London Presents Charity Comedy Night に行きました。

12月のコメディ、おいしいのは、British Comedy Awards 2014ではありません。
コレです。

http://laughoutlondoncomedyclub.co.uk/2014/11/03/charity-comedy-night-15-december/

ビジュアル的写真がさきほどアップされてました。

ラインアップは以下のとおり、
Daniel Simonsen 君
Pappy's
Sarah Pascoe
The League Against Tedium
Stewart Lee

メンツがすごすぎて、ゲロ吐きそうなコメディ・イベントです。普通ならゲロはいて終わりなんですが、「The League Against Tedium」の復活があると知り、コレに私がいかなくて、誰が行く権利を持てるのだ? というところまで考えが到達してしまい、10分で売り切れるというチケット戦争に打ち勝ち、行って参りました。

【The League Against Tedium とは!】

コメディ部では、もはや枕詞がいらなくなった(はずの)Simon Munneryが作り出した恐るべしカルトコメディキャラです。これは英語圏のコメディ史において重要な位置を占める創造物です。詳しくは、

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-397.html 
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-414.html

で、空気を察していただければと思います。

というわけで、以下はイベントの様子&感想です。

【イベントが行われた場所は…】
上記のテイストとは真逆の、金融界のハブとして歴史の長い Bank/Liverpool Street Stationエリア。ゴージャスとお金持ちと厳格が合体したトランスフォーマーみたいな場所です。
駅おりるとホレ、Bank Of Englandがばばーーーーーーーん! です。



もちろん、こんな金融界に縁もゆかりもない小市民ははじめてこのエリアにおりたったわけですが、こうした建物に囲まれて思わず、 

な、なぜ、こんな似つかわしくない場所で行うの…?(汗)

と、たじろぎました。
が、ですね。
じつはここには、時代の波に乗り遅れた結果、すっかりさびれてこの地に似つかわしくない有様になりもはや、「ここで飲んでいては危なすぎる!」くらいオンボロになってしまったパブがありまして。(パブの衰退という壮大なトピックは、ここでは脱線する一方なので割愛します)そんななか、芸人さんがこのパブを救おうと頑張っていたのですね。この瀕死のパブ(建物)を生き返らせるぞ!と記者会見(→コメディ関係者の間で)行われたのが、2014年11月だったので、ホントについ最近の話です。

【とにかく、前代未聞のオンボロぶり。】
コレ、誰かがチクったら、営業停止よ、っていうくらいオンボロで、コレだけでいいネタです。

MCのニーシュ・クマーNish Kumarさんが、「実は今日、ドタキャンになるかもしれなかったんだ。朝から洪水レベルの水漏れが発生して。。。もう無理かと思っていたんだけど、なんとか間に合った!」「天井が落ちて、全員下敷きで死んでもおかしくない状況だけど、まあ、みんな笑って死ねるからいいんじゃない?」... 笑ってる場合じゃないんですよ。マジでそういう危険なレベルなんですけど、危機感がわかないどころか、むしろワクワク/ソワソワです。多分外のみんなも同じだと思います。

手作り感半パなかったです。準備しているのは、現在フルタイムで芸人をやっていけている、TVとかにもひょこひょこ顔を出すレベルにまで到達している芸人さんたち。せっせと準備、舞台の飾り付け、客の移動、エントリー確認等など、みんなやってらっしゃるんですよ。初心を忘れない、手作り感を愛するクリエイターさんたちの暖かさを感じました。

そんなわけで、以下、各アクトの感想です。

【Daniel Simonsen 君】


当初のラインアップだったJosie Long/ジョシー・ロングが都合により前日にキャンセルになり、代わりに加わったのですが、オレ様的には、ラッキーどころの騒ぎじゃありませんでした。(Josie Long, ごめんなさい!汗 ) なぜかといえば、12月に入ってからダニエル君祭りだったからでございます…(汗) 
そもそもなぜ祭りになったかといえば、つい先日何かの芋づる式で(→憶えてない 汗)ダニエル君を、「あ、この男の子、Vic and BobのHouse of Fools に出ている、あの面子を前にして負けずとも劣らず個性を発揮していた男の子じゃないか!」 と認識したんです。んで、ネタクリップを覗いてみたら、めちゃくちゃ、イケメンなんですよ。
ホレ。(コレはサイモンアムステルのサポートをしていたときに作られたもの)

House of FoolsではDumb and Dumberのジム・キャリーみたいなヘアスタイルみたいなもんだから、あんまりそういう観点で観てなかったんですけど。↓

あと、Blapsとか、Russell Howard 君のGood Newsとかも、かっこいい、というイメージとは、ほどとおい系…。






でもフタ開けたら、奥さん。このかっこよさはちょっとした爆弾ですわ。



(やっぱり北欧の男の子って標準がハイクオリティだわ…)
ノルウェー出身でロンドンにやってきた芸人さん、ってキャラなのかと思ったらリアルだった(汗)。でもですね、それを基盤にしたパーソナ(→ある程度作っている)ってのが、あまりにも独特すぎて、みるみるハマってしまい、転がっていたクリップを(結構あった)一気見してしまった上に、何を言っているのかまったくわからないノルウエー語のクリップまで、みてしまいました。


イケメンだとなかなか思うキャリアへ進めないという若手芸人さんたちの厳しい現実があらためてしみじみ胸にしみ入ります。シャレこいたりとか、できないの。もとがかっこいいんだから、Tシャツとジーンズとか普通のカジュアルな男の子服を着たら、イヤでもかっこよくなっちゃうんだから、しょうがないのに、色眼鏡で見られる傾向にある。 (→そろそろ、このトレンドも終わりにしないといけない気がするなぁ)
そんなわけで「ナマでみたい生でみたいナマでみたい生でみたい」って10日間くらいずっと思ってたんですよ!今回まさかのナマを見れちゃって、きゃあああああ、だったと、こういうわけです。(12分だけど) 
前置きが長くなりましたが、肝心のダニエル君のセット12分、素晴らしかったです。「芸人ってさー、 いつも不満を抱えていて…、ルーザーで…、じゃないと、笑いがとれないし、人気になれないんだよね…」って、芸人の究極のジレンマネタだったんですが、先述のとおり、ノルウェーのアクセントで、独特の間を持って話すので、大きくうなづきながらも爆弾級に面白かった。レコーダーもっていて、「このレコーダーで録音している理由は… 家に帰って…自分で聞いて…… …笑うため」 …なんだそうです。 絶対お金出して観に行きたいです。コレはもう長期ファンになること決定ですわ。
あ、そうだ。まったく憶えてないのですが、フリンジで2012年に新人賞を獲得しているらしいです(汗)。2012年は…あ、そうか、マルセル・ルコントとか見つけて喜んでたんだったなぁ(汗)

【Pappy’s】


3人組みのGoodiesを彷彿とさせるBBC3シットコム「Badults」で認知度はそこそこあるのではないでしょうか。エディンバラ・フリンジで3−4年ほど前ホットチケットだった3人組みです。耳経由の笑いではなく視覚経由の笑いだと聞いていたので、今イチ率先して観に行くところまではいたりませんで。一方メンバーの1人、Matthew Crosby/マシュー・クロスビーさんのピン芸は気になり観に行ったりしたので、Go Johnny では過去なんどかご紹介しています。

15−20分程度のセットでしたが、フリンジのショーがなぜ大絶賛、大人気だったのか、わかるハイクオリティなスケッチでした。とくに手袋のスケッチとか、ダンスのスケッチとか。でもどっちかっていうとレベルの高い日本のコントみたいだったかな。アンジャッシュとか、5人でコントしてた人たちとか、(すみません、最近何がいいのか、よくわかってなくて、事例が古かったすみません)あのあたりの知的ナンセンスです。この点から言えることは

1 日本の笑いもアンジャッシュとかうんちゃらさんとかレベルと種類のコントだったら、海を超えても問題なく笑いは通じ合いますよ。(しっかり練ったスクリプト通りのコントでね。即興はスクリプトに沿った範囲での即興のみにしてね。)

2 この手のタイプはUKではあまり見られないです。だから希少価値が高く、評価が高いです。

【Sarah Pascoe】

前からずっと観てみたかった芸人さん、その2! Sarah Pascoeのステージ・パーソナ(ちょっとビョーキっぽい変人女性)とオフ・ステージ(フレンドリーで笑顔が超美人な芸人さん。だってステージ上ではまずかわいく笑うことはないから!)の差に、ときめきました。ショーが終ったあとに、出口に向かおうとするものの、ドアがいっぱいありすぎてどこが出口かわからなくて、キョドっていたら「出口?こっちのほうのドアよ、いらっしゃい」って開けてくれて。思わず「あの、今日のライブすごくよかったです!」みたいに声をかけてしまったら「わあほんと、ありがとう!」ってニッコリ。その笑顔が超美人で…。超美人で…。ときめきました…。

【The League Against Tedium】


TVシリーズはまだしも、ライブに関しては、本当に知る人ぞ、知るという超水面下で行われていた実験的プロジェクトだったので(だから面子が異常に豪華だった)The Leagueが目当のオタクばかりに違いない、というオレ様の読みは大きく外れていたようです。もりあがりが一部で正直客層的にがっかりしました。

Attention Scum! You are nothing. Absolutely Nothing. This is my ambition. This is yours…の冒頭のクダリ、きいただけでうおおおおおお!って大興奮なんです。大爆笑の冒頭です。しかし、残念ながら、笑い声のするエリアとそうでないエリアにばっくり分かれてました。

95−7年に観ていたライブでのCluub ZarathustraもThe League Against Tediumでは、もっと鋭利でシャープな緊迫感に包まれていたのですが、 時が経ち、客の質や、客のグローバル化、サイモンがすでにレジェンド芸人と化してしまっているという事実などが、The League Against Tediumから新しい魅力を引き出していました。サイモンが年をとって丸くなったせいもあるかな?(笑 うむ。サイモンが丸くなったんだと思います。とにかく、ホントにみたいものが見れた。もう一度ナマでみたいと思っていたあの芸術がもう一度拝めた。行けてよかったです。


【Stewart Lee】

おそらくAlternative Comedy を愛する方々による企画なので、Stewは一番相応しいネタを選んだのではないでしょうか。かつて英語圏の若手芸人さんたちを根こそぎ影響をあたえた、Stewart Leeスタイルとは何か、がぎゅっとすべて凝縮されている伝説の「オシッコ」Routineでした。これはStewart Leeを勉強したい芸人さんにとってはバイブルです。 あわせて 自伝本も読むと、メイキング的な部分もわかるので、ぜひ読んでください。 このトップクオリティを超える職人芸、前代未聞のオリジナリティ、天才としかいいようのない構成、フリがあってオチがあるばかりがジョークではない、Catherine Wheelなジョークもあるのだ、と。なんでしょう、すべてにおいて革命的なルーティンです。それが、この世で一番笑えるかどうかはもはや別問題。衝撃的かつ次世代に影響を与えたセットとしてぜひ、一度ナマで見れる機会をキャッチしてください。

以上、長くなりましたが、感想でございますた… 

2014年12月2日火曜日

速報!(IT Crowdの元社長こと)UKコメディの寵児&神&大大大ヒーロー、クリス・モリスせんせいによる14年ぶりの新作ラジオが放送だそうです!

ぎゃああああああああ!でったーーーーー!!! 放送日時確定次第コメディカレンダーにアップしておきます。

あれ?クリス・モリスせんせいの記事が本ブログに移転してから何もアップされてないことに気づきました。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-14.html

ご参考までに上記リンクをどうぞ。

(アメリカだったら超王道のはず)WORKAHOLICS S5 2015年1月14日放送スタート!

ぎゃああああああああ!ダースがかっこいいいいいいいい!

世間ではS3からはあんまり面白くなくなったーとネガティブ感想がちらついていたComedy Central のWorkaholicsですが、すみません、オレは技術的にグレードアップしたプロフェッショナルなS3以降が好きです。
(たしかにS2は彼らがネット上でもきちんと活動していた時期のインディ系のテイストが強く、Comedy Centralで冒険してますな感じだったので、アレを求める人たちの気持ちはわかりますが)
一つ哀しいのが、どんどん作家が彼ら自身ではなくなって、作家を育てる方向に行ってしまっていることですかね… S5で実際に何編彼らは書くのかしら。
一方カイルの演出技術がどんどんイケてくる一方なので、引き続き注目して行こうと思います。

2014年11月6日木曜日

Richard Herring Leicester Theatre Podcast/スティーヴ・クーガンゲスト回、実況コメントいれたTwitter スレッドです。


上記のツイートをスレッドにしてコメント入れてました。上手に表示されないので、Togetter にもまとめました。
http://togetter.com/li/741933
訳というよりは補足情報が多いです。ご参考までにーーー!

2014年11月3日月曜日

2014年秋のUKコメディ中間報告(2)【緊急追記あり】

2014年秋のUKコメディ中間報告(1)はこちら

(2)のコンテンツ

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

⑦ リッチーことRichard HerringのRHLSTPに続き、やたらにクオリティの高いPodcastが増える一方な件について

⑧ Channel 4のウエブシリーズ Comedy Blaps には、今注目しなければいけない芸人さんがドンツカでているので絶対に注目です。

⑨ Citizen Khan のシリーズ3が絶賛放送開始!

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⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

https://www.facebook.com/andrewlawrencecomedy/posts/10154774535765253
コレですね。


ここで現在のマンネリ化し、システム化してしまった政治風刺のパネルショーに対する痛烈な批判を展開したんです。その表現の中には、

"Particularly too much moronic, liberal back-slapping on panel shows like Mock The Week where aging, balding, fat men, ethnic comedians and women-posing-as-comedians, sit congratulating themselves on how enlightened they are about the fact that UKIP are ridiculous and pathetic."

と、あまり適切ではない表現を使っていたんですね。(正直上記引用箇所が一例なのが、すごいですけど 汗)。また「UKIPのサポーターではないが、UKIPのやってることは理解できる」といった、反感を買うにはもってこいの文章が散在していました。
その結果、このポスティングは批判とともに瞬く間にSNSをかけめぐり、メディア界がすぐにキャッチし大々的に報じられる騒ぎになりました。アンドリュー自身が芸人さんへの痛烈な批判を入れているせいも手伝い、コメディ関係者の間でも醜いコメントが吹き荒れました。

【何はともあれ、Andrew Lawrenceとはどんな芸人さんなのか?】 
を知る必要があると思います。というのも、この騒動からUKコメディ界に寄生する問題が読み取れること、そして読み取るにはAndrew Lawrenceがどんな芸人さんか、を正しく知らないと読み取れないからです。

Andrew Lawrenceは、ここ10年くらい、スタンダップ界で評価の高い、相当な実力のある芸人さんです。So You Think You are FunnyやAmused Moose、BBC のNew Act of the Year、それからエディンバラのコメディ・アワードでも新人賞ノミネート、と相当たる注目度を浴びています。その後2010年だったかな?のエディンバラでやったショーがかなりなヒットとなり、BBC Radio 4で冠番組シリーズをゲットするんですよね。しかしながら、その後これ以上にキャリア的に飛躍することはなく、現在に至ります。

オレはアンドリューの評判がピークにきた、まさに2009年だか10年のショーのときに観ました。
そのときに思ったことは以下です。

「この人、非常にレベルが高いし、ピカリと光って面白い。しかし、このやり方では売れたら、彼ならではのジョークの生産ができないんじゃないだろうか…」
「ちょっと尋常でないタイプの自虐コメディで、この人心の病気のほうは大丈夫なんだろうか…?」

じつはこれだけ注目を浴びている時点ですら、アンドリューにとってコメディアンは副業だったんです。本業はロンドン・バス(赤い二階建てバスっす)の運転手。ネタは、自分がいかにブサイクか。いかに底辺ライフを送っているか。底辺ライフから脱出するためにはちょっとでもよい職業なんだろうけど、芸人との二足のわらじだから、休みがとりやすい仕事しかできない。たしか、ロンドンバスの運転手もエディンバラのせいで1ヶ月休まないといけないから、ってんで辞めたんじゃなかったかな…?(→間違ってたらごめんなさい)
でも見事に「オレを笑ってください」以上のクオリティを出していたんですよね。そしてそれが評価される理由およびアンドリューの魅力なのです。というわけで、「売れる道/メジャーの道を歩み始めると、彼の魅力がなくなってしまうのではないか…」という不安が拭えないんです。UKメジャービジネス界で、コメディをよくわかっている人たちが彼にお手つきをすることに二の足を踏んでいるのはここにあるのではないかと思います。

また、アンドリューがキャリアを積み上げてきた2000年後半時期は、90年代のように賞を取った&ノミネートされた芸人さんが誰しもホイホイ次のステップへ進めない時代になってきている倦怠期であることも補足しておきます。 (=90年代に起きたUKコメディ変革期&芸人ブームにより、システム化してきたUKコメディビジネス界における供給が需要よりも増えて来ちゃった。ちなみに2014年はさらなる変換が見えた年でした…)

【この騒動の問題点】

①アンドリュー・ローレンスは、上記の自分の状況をよくわかっているんじゃないかと思います。自分が世間に騒がれるほどの知名度や話題性のある芸人でない、と信じて疑わなかったゆえの、自分のサポーターへ向けた(それ以外の人が読むとは考えていなかった)ポスティングだった。
だからこそ「誰もが読めるpublic sphere」に相応しくない表現を使用しまくっていた…という事実は否めないと思います。一本筋は通っている。彼が表現の自由を自粛する必要はなにもない。けれど、一つの社会をみんなで共有している以上、表現の自由には必ず表現のverificationという義務がついてまわる。そこは、残念ながらおざなりだったと思います。

② 政治風刺パネルショー番組って、つまりはMock the WeekやHave I Got a news for You? なわけです。ここにはちゃんとコメディ戦国時代をくぐり抜ける武将が大勢でています。その武将たちを根こそぎ敵に回すポスティングでした。アンドリューはFrankie Boyleではない、そしておそらく生涯Frankie Boyleになることはないので、Frankieと似たような芸人さんへの攻撃的な言動を起こした場合、援軍や理解者が非常に少ないわけです。(注:Frankie Boyleを理解する人々は圧倒的多数います。聞く耳を持つ人が多ければ多い程それはpublic sphereとかぶっていき、それゆえに、表現を選ぶということが必要なくなっていくと思います)

Graham Linehanが
とRichard Herringにツイートしていたのが、ズシーーーンときました。

③ というわけで、アンドリューは、ライブUKコメディを知る人の間では「才能があるのになかなか上手に活躍できないアンラッキーな芸人さん」というイメージがファジーについている。一方それほどライブスタンダップには興味のない人たちの間ではほとんど知られていない芸人さんではないかと思います。さらにいえば後者の人々のほうが圧倒的多数。そのため「売れないもののやっかみ」「メジャー売れするための作戦」などさんざんな醜聞がはびこりました。さらには「UKIPに肩入れしている芸人がメジャー売れするために喧嘩をふっかけている」的な見方も。
それが違うとわかっていても、①の問題点があるため、なかなかアンドリューをバックする人がいなかったです。私が知る限りでは唯一Richard Herringが冷静に物事をみており、アンドリューにも理解を占めしていました。

④ SNSが登場するまでは楽屋でしか見れなかった(=つまりオレたちが拝むことなんてできなかった)スタンダップ芸人たちのnasty businessがあけっぴろげに展開された良い例となってしまいました。

昔からコメディクラブの楽屋では、結構陰湿な政治があるという話は、Frank Skinner他メジャーな芸人さんたちの自伝で結構頻繁に書いてあります。今にはじまったことではないのだろうと思いますが、SNS時代の今、哀しいことに「楽屋の陰湿ジョーク」が公に活発に行われる世の中に。さらには、この騒動を「時事ネタ」と同じ扱いに考え、中傷ジョーク発するという醜く不健康な状況になっています。実力派の武将レベルの芸人さんがコメントするのは問題ないのですが、正直、若手の芸人さんたちの関連ツイートはどうかと思いました。実力のある先輩芸人さんへのリスペクトをしてほしいですよね…(じつは楽屋でアンドリューからイヤな目にあったのかもしれませんが 汗)

この騒動を予期せずして引き起こし、コントロール不可能で巻き込まれる結果となったアンドリュー・ローレンスのその後のポスティングを貼付けます。
https://www.facebook.com/andrewlawrencecomedy/posts/10154774535765253



【緊急追記】
上記の件から派生して、UKIPリーダー、ナイジェル・ファラージが「芸人さんたち全体が一丸となってUKIPをいじりまくる」「メディア全体が左寄りになっている」と文句を言っていたのですが、それ対するフランキー・ボイルせんせいお得意の「むちゃくちゃな修羅場を爆弾一発で全部こっぱみじんにしちゃうよ」的な最高に美しい記事を以下にはりつけます。
http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/nov/03/ukip-comedians-nigel-farage-leftie-comedians


⑦ リッチーことRichard HerringのRHLSTPに続き、やたらにクオリティの高いPodcastが増える一方で困っている件について

す、すみません(汗)またしても力尽きました…(汗)
⑦−⑨は次に書きます…(汗)ホントすみません。