イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2013年6月25日火曜日

マイケル・セラとジュノ・テンプルがマイク・ホワイトの監視下ではじけるとき……超絶すぎる映画が生まれます究極のブラックコメディ「Magic Magic(原題)」


エディンバラ国際映画祭に絶賛参加中でございますイナムラ、もしかしてコレが個人的に一番キタかもしれないです。(今のうちにあやまっておこう。悪趣味でホントすみません。)
 Magic Magic

 
IMDBの評価低い
んですが、Rotten Tomatoesの評価高いです。なんだソニーさん配給なんだ!ソニーさん!絶賛応援するのでDVDリリースでもいいからよろしくお願いします!

[STORY]カリフォルニアからチリに住むいとこ、サラのもとに遊びにきたアリシア。到着した直後にサラ、そしてサラの友人3人と旅行にかり出されることになります。行き先はサンディエゴから12時間も離れた無人島のような場所。現地の人がパラパラといる程度で四方八方自然に囲まれ携帯の電波など飛んでいるわけもありません。それに彼らはスペイン語が基本なのでアリシアを意識しないとスペイン語ばっかりしゃべります。とくにブリンクって男の子がヘンでキモい! 生まれてはじめての海外で、右も左もわからないところで、仲良くなるべき友人たちの会話もろくすっぽ理解できない。道中すでに気分がどーんと重くなるアリシアに追い打ちをかけるように、さらなる悪夢が。なんと誘っといた唯一の頼みの綱であるサラが、学校の再試を受けなければならず引き返さなければならなくなるのです。アリシアは必死で「私も一緒に戻る」と懇願するのですが、なぜかサラは「すぐ戻って来るから、友人たちと一緒に先に行っていて」の一点張り。そしてサラを置き去りにして1人都会へ戻ってしまいます。帰りたくても帰れない。翌日には戻ると約束したサラの帰りを心待ちにしながら、面識のない男の子2人と女の子1人とともにステイ先へ。3人対1という疎外感120%なな環境、さらにブリンクの言動に強烈な嫌悪感と恐怖を感じるアリシアは、時差ぼけがあるはずなのにまったく睡眠ができなくなってしまいます。サラが戻って来てアリシアに理解を占めしてくれればよいのですが、彼女は約束通りに戻らなかった上に、戻ってきてからもアリシアが望むほどいつも寄り添ってくれるわけではありませんでした。連日連夜睡眠できず、どんどん顔色を悪くするアリシア。本来ならば医者に行くべきなのでしょうが、一番近い医院でも5時間はかかるから、と誰も彼女を連れて行こうとしません。不安や恐怖感から睡眠を奪われ続けた女の子の心が健康なわけがあるはずもなく、だんだんアリシアの言動がおかしくなっていきます。ブリンクは”アイツ頭狂った!” サラは”睡眠不足なだけよ!睡眠さえとれば。。。”そんなわけで、睡眠薬を勧められるますが……。

こ、これ、すごかったです。以下箇条書きです。
【その1】リアリティ溢れるのに異色すぎるプロット。いや非常にあり得る話なんですよね。アリシアってもともとセンシティブで、よく知った者同士が自然に作ってしまう輪に抵抗を感じたり、人見知りしやすかったり。ブリンクが変、キモイ、サイコだ、危ない、コワイ、嫌い、とアリシアはブリンクに対してものすごい警戒すし、そこから彼女の精神的な基盤が崩壊していくわけです。たしかにブリンク、Nerdyなヤツなんです。Nerdyなのをわかってて女の子にハラスメントする(笑)しかしながら、別の見方をすると、ブリンクに限らずこの年頃の男の子って、度を越しちゃう、やりすぎちゃう、ってこと珍しくないですよね。いやがる女の子をいぢめて楽しむ男の子って小学校のときにいるじゃないですか、あの延長なんです。それが見えるからサラもサラの友人も仲良くやっているんですよね。そういうズレから生まれた不協和音が次第に大きくなっていって、最後には驚愕かつ絶望のどん底にたどり着くんです。そして映画は無情にもその絶望に他ぞりついた瞬間にブチ切れる。。。(笑)夢も希望もヘッタクレもありません。

【その2】ジュノ・テンプルすごすぎる ジュノ・テンプルはワテクシ昨年この映画祭でイチオシにさせていただいた「Killer Joe」 (またの名をキラー・スナイパー)で大絶賛し大注目しておりましてん。そんなワテクシの不必要に高い期待を裏切らぬヘヴィー級のサイコっぷりを発揮してくれてました。めちゃめちゃかわいいのに、ホントに好きです。

【その3】マイケル・セラがすごすぎる! a thin line between a psycho and a nerdの上を歩き続ける圧巻の演技を見せつけてくれました。そしてこの作品は彼がそれをやってのけたから成り立つ話なんです。キモカワでもないし、カワコワでもないの! キモコワ!マイケル・セラ、最強のキモ・コワなんです!

【その4】全てなっとく。制作に名を連ねるのはあの!MIKE WHITEでございます! ものすごく好き嫌いがわかれているクリエイターさんだと思いますが(結構センシティブなネタをブラックに染める方なので 汗)個人的にはマイク・ホワイトが作るものにハズレがないんです。そのマイク・ホワイトがプロデューサーとして名を連ねているのを見て、この究極のブラックなテイストと残虐なオチ、さらには自分がやけに感銘を受けているという、3点に非常に納得がいきました。マイク・ホワイトってChuck & Buck, The Good Girl, Nacho Libre、Freaks and Geeksなんか書いたりプロデューサーしたりしているブラック•コメディなテイストの作品が大得意です・・・あ! ここまで書きまくったあとで気がついた。こ、コレ、コメディのカテゴリーになってないんですね(汗)。。。マイク・ホワイトのテイストだと、コレは彼的にはものすごいブラック・コメディのつもりだと思うんですが。。。(汗)しかもマイケル・セラがうごけばしゃべれば客席は笑い声のうずでしたのに。マイケル・セラの部分は完全にコメディではないかと! え、いや、ぜひ見てみてください。強烈です。

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