イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2021年2月3日水曜日

2021年1月に観たUKを中心とするコメディのおすすめです Pandemonium (→バスデン情報), Back S2, Pls Like S3, Save Angel Comedy 他。

 明けましておめでとうございます。

不定期企画をやれる心と時間の余裕ができましたので、何本かぜひともキャッチしていただきたいものをご紹介します。

(ちなみにこの期間にハマったドラマは、The SerpentとIt's a Sinですね。あとはRu Paul Drag Race UKにはどんハマりしてます。観たものに関してはTwitterで随時感想を垂れ流しているので、ご興味のある方はのぞいて観てください)


1)バスデンさんの新作Pandemoniumが年末に放送されました…

そのお知らせは12月30日に届きまして。

いつも思うんですけど、バスデンさん自分のこのブログサイトの存在を年に1−2回は思い出して、ファンへのDMみたいんに使ってくれてるのな(汗)これってドメイン更新でお金払わなきゃいけない時に思い出すのかな(汗)おかげで、どこよりも早くバスデン情報を得る機会がたまにあります。これも放送当日に届いたけど、Chortleさんとかが言い出すより早く叫べたもん。

で、写真見てもらえるとわかるけど、バスデンさんが執筆してて、本人も出てるんだけど、他のキャストも豪華なのに注目。キャサリン・パーキンソンとかジム・ホイックとか。単発ものかと思ったら実はパイロット版で、好評だったらシリーズになるらしい。

まさにパンデミック最中のコメディなので(→コロナでせっかく計画してた海外旅行がおじゃんになって、フライトキャンセルできないタイプのを購入してたからお金戻って来なくて、コロナのせいで商売できなくなっちゃって、結婚式もできなくなっちゃって、うんちゃらうんちゃら)一般庶民の話でむちゃくちゃLo-fi。なので、脚本ありきというか、セリフがシャープに光ってないと、そんなもん現実の世界で十分、わざわざ見たくもないわ、になるのだろうけど、

こういう何もないところにキラキラした素晴らしい、笑える笑いを作り出せるのが、バスデンさんなんですよ、みなさん。

贔屓じゃないですよ、贔屓じゃ。本当に素晴らしかったですよ。これこそ、オレらファンが大好きなバスデン脚本ですよ。Partyシリーズにも通づる、脚本の宝石ですよ。なんのてらいもない、スルーっとした、さりげないところに、グッとくるものをバスデンさんは描き出すことができるんですよ。

BBC iPlayerでいいしばらく視聴可能なので、見てください。そして必ずやくるであろうシリーズ化の日を心待ちにしましょう。

パイロットのせいか、トレイラーもBBCは作ってくれてませんが、制作者の人たちが制作現場のコンピをYOUTUBEにアップしてます。



2)Simon Blackwell先生&ミッチェル&ウェッブのタッグ再びBackシリーズ2(Channel4)多分シリーズ1よりも好きかも!というくらい素晴らしかったです。

Peep Showファンにはたまらないパラレルワールド・リユニオンですね。1月下旬にシリーズ2の配信が始まりオンデマンドだと6話一気に全部見れちゃいますので、我慢できずに結局見ちゃいました・・・

シーズン1についてもちょっとだけ過去に感想を書いてますね。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2017/09/2017tv.html

シーズン1でやりすぎた(?)ジェレミーアンドリューに父親、パブ、周囲の信頼、巧みな嘘(なのか?)と根回しで全てを持ってかれちゃってアル中と鬱でリハビリ入っちゃうところまで行っちゃったマークスティーヴンが、2度と騙されんぞ、と完全防備で戻ってきます。でもジェレミーアンドリューになんとなーく手助けされてる感じ。改心した、ってジェレミーアンドリューは言うんだけど、本当なのか?これも彼の企みの一部なのか、なんていう深読みをしながらテンポよく話が展開してきます。最後のオチが最高でした。これで終わる感じなのかな?とも思いますが、どうなんだろ〜! 絶対見て欲しいです。


3)リアムくんのPls Like S3 もBBCで配信開始! 

リアムくんといえば、すっかりスタンダップをやめて久しい(→しつこく惜しむ)リアム・ウイリアムズくんのことです。(気がつけばもうとっくに三十路すぎてるかもしれない・・・いい加減にくんは行けないかもしれない・・・)2019年にラジオシリーズからテレビ化されたLadhoodがかなり素晴らしくて、べた褒めして以来かも??

このPls Like はvloggerをネタにしたBBC3のオンラインシットコムで、S1については結構しっかり感想書いてます(S1放送時はなんと4年前か!)で、S2は見てるけど、感想を特にも書かず、でS3です。主な醍醐味は、どちらかというと、シリーズ重ねるごとに、キャストがちょっとずつ豪華で手前味噌じゃなくなってくることですね。あとは、たまーーーーーにすごい崖っぷち海峡なダークな笑いが拾えるところかな?リアムくんらしいところが、そこで楽しめます。全体的にはとてもゆるいです。リラックスして見るのにちょうどいいかな。1話15分強なので、サクサクです。



今回、なぜS3を紹介せねば、と思ったかといえば、

A)(天才の) Sam Campbellくんが出てるの!!! エピソード5だから!!!みんなエピソード5!!!!なんでもいいから、エピソード5みてください!!

B) 監督が交代して、セレブ監督になっちゃったからです。なんと、The Inbetweenersのウィル、サイモン・バードになっちゃったの!

サイモン・バードといえば、今年インディ映画Days of The Bgnold Summerで正規監督デビューも果たし、概ねほぼほぼ好評で、その監督っぷりを期待したいところなのです。


(とか言っておきながら、まだ観てないオレ・・・汗)

で、Pls Like Series 3でのバード監督っぷりなんですが、やっぱりいい人というか、シリーズ1、2でこのシリーズの色を確立させたトム・キングスリー監督(→注:(今となっては義理恥ですっかり日本でも大人気のウィル・シャープくん(さん?)と以前よく組んで映画作ってたとてもクールな映像を作る監督さんです)をそのまま尊重していて、よくわかんなかった・・・。デビュー作見ないと比較のしようもない、観てないオレが悪いです・・・。3月中旬に仕事が1度峠を越すので、そのご褒美としてバード監督の処女作を見て、感想を書きたいと思います。(→アマゾンで有料ですが、見れるのです。きっと日本でも見れるんじゃないかと思う。きっと)

さて、もう一つ。パンデミック中のリアムくんといえば、以前ヨーロッパにふらふら3ヶ月くらい旅して書いてたブログ投稿を元ネタに小説を出版してます。よかったら買ってください。

https://www.amazon.co.uk/dp/B07Z8SXSZJ/

あらっ!たったの2ポンド99!買ってないんだよね・・・買おうかしら・・・


4)毎月3ポンドで、会員しか見れない豪華なモキュメンタリー・シットコムが見れるSave Angel Comedy

 1話目見ましたが、本当に面白かったです。これほど撮影や編集の予算がなくても、ブレインと才能と敏腕芸人さんたちが集まれば、ハイクオリティなものが作れるという、新たな例が。言い過ぎかもしれないけど、一番最初にThe Thick of Itを見たときのすげー!に近いものを感じました。映像とか作り方に関しては言い過ぎじゃないと思う。1回目はTim Keyがメインゲストなんだけど、Mark Silcoxさんの笑いのタマが強烈にすごすぎて(相変わらず)、美味しいところ持ってっちゃってると思う・・・

この払った人限定のモキュメンタリーができた経緯は、コロナで、瀕死のコメディクラブを救おうというところから来てます。この辺りの話は、昨年たくさんしてしまっているので(←結局ちょっとの国の支援金では全く足りない状態)、ぜひ、コメディずきの皆さんは、よろしくお願いします。

https://www.patreon.com/angelcomedy/

だって、ここは英語圏の芸人さんたちがこぞって愛するお気に入りのコメディクラブなのですよ。ロンドンへ旅行に来る、コメディ好きのあなたも、一度は訪れたい場所なのですよ。それがコロナでなくなってしまったら、次に旅行に来たときに、なくなってたら、

辛すぎるじゃないですか。

守りましょう。月たったの3ポンドで、力になれるかもしれないのです!


5)他にもおすすめがある気もするけど、忘れてしまいました・・・思い出したら、追加しようと思います。


以上です!

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