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2014年2月17日月曜日

Chris LilleyのカリスマキャラJa'mieの冠番組Ja'mie Private School Girlに腑に落ちないほどウケまくっている件について

米国では13年秋から放送になっていたJa'mie Private School Girl
英国では2014年2月から放送開始になりましてん。

Chris Lilleyが放つ人気キャラのなかでもトップをいくのがJa'mieではないかと個人的には思っております。Summer Heights High以来のひさびさ感に興味をそそる一方、「笑いはパンク」を信条としているので、絶頂期を経験したキャラの復活にはあまり率先して賛同するタイプでありません(注:アラン・パートリッジは理由があって別格になります)。またAngry Boysの視聴経験もちょっとばかりひきずってます。というわけで眉毛がコイル巻きになりつつの、期待度を低くの、という体勢で観ました。今第2話まで観たのですが…



すみません、笑いが爆走です。


このキャラ、かなり見てきた印象にあったのですが、じつは全然やりつくされてなかったんだ、ってことをまざまざと思い知らされました。よく考えたらC.Lilley自身が語っているとおり、Ja'mie単体で冠番組って作られたことがなかったですよね。Ja'mieだけでもっと押し拡げるネタはあったのだ、と。

彼のキャラ作りにおける、的確さ、緻密さ、。ここをちょっと作れば笑いに繋がる…という誘惑に負けないリアリティへのこだわりが、全方位で活かされています。そしてこのリアリティへの徹底的なこだわりが、大爆笑を生んでいる。Angry Boysで今イチ昇華されなかったフォーミュラが、Ja'mieでは成功しています。そして何より、この娘、この世で一番かわいく魅力的な女子高生に見えるんです。話し方や身振り手振りが見ていて5感グルーヴに浸れるキャラなんですよね。Ja'mieをもっとみたいと思わせる。

しつこいようですが、CLilleyが同様のフォーミュラ(徹底的なリアルの追求)で制作したAngry Boysは、Ja'mieのような腹を抱えて大爆笑にはなっておりませんでした。この差は何なのだろう、とツラツラ考えてしまいます。観る側によるキャラへの親しみ度だけではない気がします。リアリティの模倣による笑いは、成功できるキャラとそうでないキャラがあるのかもしれない。リッキー・ジャーヴェイスのDerek(Channel 4)もよい参考例ではないかと思います。


オーストラリア在住のみなさまも、アメリカ在住のみなさまももう最後までとっくの昔に見ちゃってるかと思いますが、こちらはトロトロ、第3話が待ちきれない!と地団駄していようと思います…。

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