イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2026年7月8日水曜日

2026 Edinburgh Fringe: 2026年エディンバラ・フリンジでの個人的注目コメディ

 みなさん、こんにちは。気がついたら、フリンジの時期になっていました・・・

16−7年くらいに、「イギリスのコメディ、特にナマのコメディについて日本語でプレイズしている情報が何もないから、日本語で布教するぞ!」をモチベーションに、このブログを始めました(セットアップとか、助けてくれた人たちありがとうございます)

それが今や、AIのおかげで、全くいらない・・・便利な世の中になりました。たぶん。

間違った情報を集めてくるAIと、ものすごい偏った個人の感想の寄せ集めのブログともーどっこいどっこい。

というわけで、99%個人の忘備録を公開、という手前で以下です。

今年のフリンジも3000以上の演目があって、うち、コメディのカテゴリーに入ってるのは1500強です。ヒマじゃないんですけど、マニュアルでチェックしました。

今まで見たことなくてかつ注目、ってのが、特に海外からが、めちゃくちゃ少ないです。世界がひっくり返ってる結果がもたらす影響・・・出てます。(注:今年の自営業の方も変化が見えている)

7月7日現在、購入済チケットは以下の通り。どれも1日だけとか短期間限定もの。

James Acaster: 新しいコンテンツを収録するようで、1日だけ。でも12時から4回、回すんですよ。チケットは、モデストに言ってフリンジで一番の争奪戦だったはずです。4回回すなら、一番ヘトヘトになって不機嫌極まりないはずの最後の22時の回に行くしかないだろーと、迷わずゲット。見る前からベストの一本。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/james-acaster

Fin Taylor: Fin vs Historyが大当たりし(注:前から言ってるけどほんとに面白い)、うっかりすっかりイギリスで一番の有料会員ポッドキャストメンバー数を持つまでに膨れ上がってしまったフィン・テイラーさんのフィンセル(F-in-cel)王国。メジャーのメディアへ正真正銘、ふぁ⚪︎くおふ、を達成し、ほんとに誰にも媚を売る必要がなくなった今(=媚を売らなかった結果、より多くの客だけついてきた)、数日WIPでフリンジやってきます。本番のツアーだと30ポンドだけど、WIPだとお安いから・・・ (払えよ)https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/fin-taylor-work-in-progress

Daniel Kitson:説明割愛。毎年来てくれてるし、毎回素晴らしいし。あれ?さすがに最近は昔のチケットセールスの勢いはないんですね。まだまだ売ってるや・・・https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/daniel-kitson-thrum

Nick Helm: 説明割愛。3日間だけ。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/nick-helm-s-down-n-dirty-weekend

Frankie Monroe:2年前にドーンと来て、昨年?あった再演を見て、非常にお気に入りまして。(感想→http://www.gojohnnygogogo2.com/2025/08/edinburgh-fringe2025-2025ahir-shahmark.html)これ新作なのかもよくわからんのですが、フリンジで1週間だけやってくれる。あれオレ、このショーのチケット取ったのかな・・・?https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/in-the-doghouse-with-frankie-monroe 

あ、違うわ。こっちだShedinburghの方。https://bookings.shedinburgh.com/event/9854:90/9854:119/

Kirsten Schaal:Flight of the ConchordとかBoJack Horseman, Bob`s Burgerでお馴染み、ただのスターでしかない、スターすぎる、Kirsten Schaalなんですけど、ものすごい久しぶりにフリンジに、何の気分転換なのか、やってくるので(1週間限定)鬼チケット高かったんですけど(24ポンド)、チケット代とか見ないで、買っちゃいました。うーん。前に感想書いてたのどこ行っちゃったんだろー・・・10年以上前にPleasanceで見てるんだけど・・・さておき今回もボンカーズな展開が期待できそうです。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/kristen-schaal-the-legend-of-crystal-shell

Joseph Morpurgo: ソロではめっちゃくちゃ!久しぶりなんですよ。劇団(?)ではちょこちょこきてたのは覚えてるけど。(Jane Austin作品60分で、とかShakespeare作品60分で、的なやつ)

うわ!11年ぶりだ! 過去の作品の感想(注:大絶賛)→http://www.gojohnnygogogo2.com/2015/08/edinburgh-fringe-2015-joseph-morpurgo.html

チケットはこっち→ https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/joseph-morpurgo-highlander-70

Vittorio Angelone: 昨年アワード的なものをとるべきは、彼だったといまだに思ってますけども。こーゆー扱いを受けたら、フリンジになんてきたくなくちゃっちゃうよねぇ、って思ったり。特に、ポッドでそこそこ稼げるし、わざわざ無理に来る必要ないじゃん・・(ポッドはこちら:https://open.spotify.com/show/00DOzzuxZT1g9TztzkCO4r。パトロン用の面白いです。あんまり公で言うと憚られそうな業界話を結構してくれる)

でも、限定で、2年前にやった、クラウドワークのショーを1週間くらい? やりにきます。あ、まだチケット買えるみたいよー https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/vittorio-angelone-off-the-cuff

とか言って、オレが見に行くのは、それじゃなくて、1日だけお昼にやるこっち。なんか知られてないのかな? こっちも、チケットまだ買えるみたいびっくり。https://www.thestand.co.uk/fringe/2972/in-conversation-with-vittorio-angelone


以下が、初めてでかなり注目しててすでにチケットを購入したやつ

Sam Eley is Basil Crumbwick:

単純にジャケ買い?的な。雰囲気です。

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/sam-eley-is-basil-crumbwick-soul-sewage

Winner of Sketch-Off 2025 で、Leicester Square New Comedian of the Year finalistだそうです。同行者は、なんかのポッドでゲストに来てるのをきいたといってます。わからん。でもなんか、オレ的には当たりな気がするのですが、よりにもよって、エイカスターの後にチケット取っちゃったんで、今考えるとものすごいハンディキャップを負わせてしまいました・・・


んで、以下が、チケット買ってないんだけど、(そこそこ)初めてで、見に行こうと思ってるやつ(売り切れないから、買ってないだけ)


Evaldas Karosas: 去年公言した通り(注:その後、ご丁寧に今年初めにWIPまで行った)ファイナル仕上げを見届けにいきます。

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/evaldas-karosas-a-very-capable-man


Eva Peroni: 地元の注目若手なんで、正直、フリンジの後になっちゃうかも!でも、EvaldasくんのWIPの前にWarm upやってたのが、かなり良かったんですよ。なので、注目してます。

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/eva-peroni-jungled

Larry Dean: すでに知名度はEstablishしてて(例:http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Larry%20Dean)、新鋭?ではない感がたけなわなんだけど、SNL UK S1メンバーに入っちゃって(招待枠?)、激しくコープシングがチャーミングだった我らスコティッシュ芸人で、ついつい(SNLUK後はさらに)売れちゃってるから、近年後回しにしがちだったんだけど、今回特に注目したいと思ったのは、彼、ペルシャ語がペラッペラ喋れる。親戚イラン人らしいいらっしゃるらしいんですよ。去年、結婚したってのと、イラン人のご親戚の話、WIPで素材としてあるのを知って(5月くらいだったかにWIPを見た)、この辺揉んで揉んで作ってくるっぽいので、こりゃみたいな、と。なので、どっかの時点で見ようと思ってます。多分チケットある。あ、全然あるわ。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/larry-dean-hellbent


他にもいろいろあるのですが(Mark Silcoxさんとか)今回は一回この辺で。上記で話してない芸人さんのショーも含めて、以下エクセル的なシートです

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1rh2X1yXm7KhBtnTg200cFPKZ_KMSBRZw/










2025年8月26日火曜日

Edinburgh Fringe 2025: エディンバラフリンジ2025:終わっちゃったけど、まだ残ってる忘備録です。Lady Magic & The Horse of Jenin

 

今年は、ビンジ同行者たちの休みのスケジュールが合わず、1日に10本見るとか8本見る日が一回もなかったせいかもしれませんが、チャンスがあればの昼寝を欠かさず、カバンに糖分と水を持ち歩き、お腹が空いてないと思っても、定期的に糖分とカフェインを注入しましたところ、気絶することもなく、ぶっ倒れることもなく、生き延びることができました。

フリンジ・ビンジ日がなかったせいか、あんまり見てない気がしたのですが、今数えたら37本(多分)だった・・・。思ったより結構見てたな。

フリンジ終了前に描き損ねましたが、以下、簡単に見てよかったものの続きです。


Lady Magic (WIP)

Natalie Palamides が演出というだけで、見に行きました。マジックってものすごい緻密な計算と準備と計画に基づいて展開するエンタメなので、ちょっとの予定外や違いを最小限にとどめることを心がけるものですが、演者たちは全員クラウンなので、予定外なことを含む「ナマならでは」を押し広げて、最高のエンタメに変えるクセが染み付いちゃってる=予想外スパイラルになっちゃう。

マスキュリニティを美徳としてるマジシャン(とその(大勢の)女性アシスタントたちのドタバタ劇なので、当然多少のマジックが出てくるんだけど、スクリプト通りvs即興のバランスを模索してるのかな? マジシャン死んじゃうんだけど、パラミディスらしいフェミニズム考察がちゃんと背後に見えていて、ただのおバカバタバタではなかったです。ステージが狭い割に演者の数が多くて、個人的に圧迫感が(汗 ビル・オニールくん出てて、サプライズで超ウキりました。


Horse of Jenin (注:話長いです)

パレスチナのコメディアンAlaa Shehada さんによる一人芝居のような、スタンダップのような、モノローグのようなスタイルで展開するストーリー。フリンジ・ファースト獲得してます

コレがですね。時は遡ること、14−5年前。コメディを武器に世界を本当に変えてきているマーク・トーマ・・・

おっと。

自分でもびっくりしてますが、マーク・トーマスについて何か書いたことがあるのが、10年以上前こっきりだったようです・・・

マーク・トーマスがですね、Extreme Rambling というプロジェクトで、イスラエルとWest Bankの境界線を歩くということをやってまして。本になったしツアーもやっておるのですが。


で、その時に、Jeninにも訪問していて、難民エリアにある、若者たちにドラマを教えるFreedom Theatreでの交流や演出家さんJuliano Mer-Khamisとのコミカルなやりとりのくだりがあるんですね。酷すぎることに、後日演出家さんはイスラエルの兵士に撃たれて殺されてしまうのですが。マークはその後も何度かFreedom Theatreを訪れ、コメディクラブを設立するに至るんですよね。

で、2018年にここでの生徒さんを2人連れてですね、イギリスに遠征ツアーに来るんですよね。

その時の、生徒さんの一人で、このツアーにもまわっていたのか、この、Alaaさんなんですよ(号泣。このリンクにうっすら気づいたのが、このショーの中で、Freedom Theatreについて話がされてからなのですが)

Alaaさんの物語は、彼のライフストーリーなのだけど、もちろん、現在世界中が1瞬でも早く終わって欲しいと思っているGazaのひどい状況、パレスチナとイスラエルの政治と戦争に直結する。そしてストーリーを通して、この世の終わりのような絶望の中でも、レジリエンスと希望を忘れずにいるためのナニカを見せてくれるんですね。目が痛くなるほど泣いたの久しぶりです。

早く戦争終わってください。



2025年8月25日月曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラフリンジ2025:個人的に2017年モード再来。エディンバラ・コメディ・アワード発表されました

ええ?


この結果を見てですね。

オレはまたしばらく、アワードは無視するよ。

という気分です。


まずは、ノミネート一覧

Creepy Boys: SLUGS 

Dan Tiernan: All In 

Ed Night: Your Old Mucker 

Ian Smith: Foot Spa Half Empty 

John Tothill: This Must Be Heaven 

Katie Norris: Go West, Old Maid 

Sam Jay: We the People 

Sam Nicoresti: Baby Doomer


当たり障りがなさすぎる。

フリンジってさ、元々、オフィシャルのフリンジでオフィシャルではさせてもらえないようなことを表現しようぜ、っつーやつだったんじゃないのかねぇ、ってね。

そんな勇気はないんじゃないかなーと思ったけど、Vittorioさんがノミネートされることをひそかに期待したよね、オレ。追加、McEwan Hallでやったらしいじゃん。エディンバラ大学生が卒業式やるくらいでかいところなのよ。そこを追加で埋めてたのよ。

Luke McQueenがかすりもしなかったのは、ものごっつ腹立たしいけど、50歩くらい譲ってわかるのよ。ポッドキャストが英国のコメディ枠に留まりがちだから。


Creey Boysは、正々堂々と、ややこしいことはすべて避けますっていう名目で下ネタガンガンのやつですよね。

んで、ごめんなさい、比較的好きな芸人さんなので、マジでdisりたくないんだけど、でもIan Smith2連ちゃんでノミネートされる意味がまるでわからんのよ。(前回も、納得する理由をこねくり回して作った的なところがある

Dan Tieranは、その何をし出すかわからない、っぽいエネルギーと、このアワードが大好きそうないろいろ抱えてる芸人さんだし、実際、10分くらい別の深夜企画もんで見た時、エネルギーがさらにパワーアップしてて、いいな、と思ったのはある。

Ed Nightは、実はペティ・ネポ・ベイビー、と言いますか、お父さんがKevin Dayなんですね。ある意味、興味本位で見にいっちゃうコメディファンは多いと思うし、その分、他の芸人さんよりもプレッシャーが大きいと思うし、実際昨年のショーは見たんですけど、面白いっちゃ面白かったので、今回のは見てないけど、こういう環境下の方なら、伸び率も早いのかな、と。実際軽くキャラ入ってMCやってた別の深夜企画ものは非常によかったんですよ。いわゆる平場の他の芸人さん(と客)との絡みも大変面白かったので、まあ初ノミネート、いいのかな、と。

Sam NicoletiはThe Chortleが大変褒めてたので、気になってはいたので、これも、まあ、わかる。見ときたいな、とは思ってた。結果、アワードはこの芸人さんに。アワード発表時のキャッチコピー見ましたか。「アワード史上初のトランス芸人」

こーゆーのマジでやめようよ、もう。アワード史上初の黒人女芸人、アワード史上初のゲイ芸人・・・ アワード史上初シリーズ、やめようよ、もう。

他の3人触れてないけど、すでにミュージカル・コメディ・アワードとってるとか、別のコメディ・アワードでノミネートされてるとか、なんですよね。そりゃエディンバラに比べたら規模が小さいかもしれないですけど、他がすでに唾つけてるものを、もう一回、踏みます?


ま、このご時世、こんなもんなんでしょうかね。ということで。



2025年8月22日金曜日

Edinburgh Fringe2025 エディンバラフリンジ2025:観て素晴らしいと思ったもの忘備録:Ahir Shah、Mark Silcox, Joe Kent-Walter is Frankie Monroe, Lorna Rose Treen

 今日は初めから傑作とわかって観にいった3本です。(注:この後夜にもう一本見にいきま)


Ahir Shah: Work in Progress









https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/ahir-shah-work-in-progress


過去作品は、ほぼほぼことごとくメモってると思います。

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Ahir%20Shah

2年前にエディンバラのアワード取りました。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/08/edinburgh-fringe-2023-2023-ahir-shah.html

で、その作品は、ネトフリにて視聴可能です

で、今回。WiP。

近年続々となんですが、超一級の芸人さんたちって、ほんとにWiPなの?っていうくらいのクオリティで、Ahir Shahさんは特にWiPとファイナルフォームの区別どこにあるんよ、っていう印象をいつも持つんだけど、今回もそうでした。

アワードとってから程なく、結婚して、GrownUp Manになったよ。もう若い時みたいに、ナイーブにカッカして今のご時世の理不尽をあーだこーだと捲し立て上げないよ。

GrownUp Manなので、GrownUp Manがすることの定番といえば、の

家を、買っちゃいましたー!

というのもね、若い時からコツコツお金を貯めててね。GrownUpって、その貯めたお金をそのまま銀行にほっとくんじゃなくて、’運用’するんでしょ?なんでアドバイスもらったらさ、一番いい運用って

住宅ローンを組むために突っ込んで、途方もない借金を作ること

(=借金作るために、コツコツ貯めた貯金を使い果たす)

って言われてさぁー

借金のこと考えると、不安で不安でしょうがない。自分の生まれ育った環境が、両親が借金とか抱えていたせいもあるんだけど・・・

と、スムーズに、ここ近年に彼の身に起きた話、家族の話へと流れていくのですが、自分が抱えるいたたまれない不安やメンタル不安定の根拠をきちんと探り、どうやったら、改善していけるのか、何が必要なのか、について模索していく1本のストーリーテリングとして展開していくんですね。さらには、自分だけではなく、この世で多くの人が抱える、メンタル問題、(さまざまな)不安にも通じるようになっている。

WiPなので、研磨もっとしていくんだろうな、というステージではありましたが、今の時点でも、すでに心の奥ににグッと刺さるものでありました。

Mark Silcox: The Gold Trader









https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/mark-silcox-the-gold-trader

Ahir Shahの後にMark Silcoxってどういう並びなのよと、当日3人くらいに言われましたが、時間的にここが一番都合よかったんでいかし方もありません。

クオリティ箸休めです。始まる前から、ハコ全体に漂う雰囲気だけで、笑いがとまらない。それがMark Silcox先生のプレゼン講義なのです。

今回はゴールド投資ビジネス。ゴールド投資で成功している先生が極意を教えてくれる、ってやつです。Silcox先生に限っては、ネタバレをしないと魅力を伝えられないので、ネタバレ基本やりたくないオレとしては、黙るしかない。しかし、多分、上位5位内に入るくらい笑った。しフリーフリンジですが、15ポンド払ってます。はい。


Joe Kent-Walters is Frankie Monroe: DEAD!!! (Good Fun Time)




https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/joe-kent-walters-is-frankie-monroe-dead-good-fun-time






昨年だったかな?新人枠でアワードを取っていて、今年は新作にも関わらず、始まる頃には全日程完全売り切れでござい。運よく時間の空いている時に追加が出たので、買っていってきました。去年も見たかったんだけど、見逃してたんですよね。

結果からいうと、よかったです。おすすめするレベル(故に投稿)

キャラクター・コメディなんですが、イギリスのコメディ界は確実にClowningに近いCrowd Workを求めている一方、クオリティ高いレベルでそれができる芸人さんが意外と少ないため、この人が超期待の新星であり、すごく短時間にライブシーンでハネちゃったのは、とてもよくわかります。Jordan Brookesさんと、Nick Helmと、ギリPhil Ellis と・・・あと誰だろう。ほんとに少ない。本当に! 

このショーは社会風刺的なストーリーが、ちゃんとあり、フランキーモンローは、かなりフレンドリーにお客さんにイヂワルするので、いぢわるっぽいし、何されるかわからないんだけども、和気藹々なんですよね(この扮装で)。あの、サイコパス的な緊張感から押し寄せる笑いではなかったです。


Lorna Rose Treen: 24 Hour Diner People



https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/lorna-rose-treen-24-hour-diner-people






一昨年この方、ハネまして、その理由の一つが、この人のジョークが一発ギャグ大賞みたいな感じの賞を取った時に、ガーディアンかなんかのスノッブなレビュワーに、「コメディはおわた」って言われ、波紋を呼んだからではあります。

そのショーは、オレは昨年に再演してくれた時に、某友人から「とにかくみろ」とチケットごと押し付けられ、見にいきました。これは、確かにイギリスにはないタイプの、笑いだなとw

その前のショーの感想はこの中にあります→ http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/09/edinburgh-fringe20242024.html

で、今回。前回「コメディおわた」って言われちゃったから、いいじゃないの、今度は、シアター終わらせてやろうじゃないの。と、アメリカのアメリカン・ダイナーを軸に展開する、(一応)ストーリー。

結論から言うと、今年の方が好きです。なぜなら、今年の方が、いつも見慣れてるのに寄せてるから、ぶっ飛んだ手合いのも、ゲットしやすかった。

ちなみに、前述のJoe Kent Walterさんとカップルなんですよね(って先日知って、あちこちに言いふらしている)両方ともこの熱量で同じ屋根の下で仕事の準備してるのかと思うと、すごい家だな、ってちょっと思っちゃいました・・・


2025年8月18日月曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラフリンジ2025:観て良いと思ったもの忘備録:Adam Riches & John Kearns, Huge Davies, What Men Want (Evaldas Karosas/Katie Greena double bill)

3本、忘備録を、上げます。


Adam Riches and John Kearns are Ball and Boe – For Three Nights Only

実力の才能ゴリゴリ芸人さん二人による企画もの。昨年のクリスマスにロンドンのSOHO THEATREでやったらしいですが、今回3日間だけフリンジに来てくれたので、こちらも発表あってすぐにチケット購入してました。芸人さんらが芸人さんらだけに、ハズレがあり得ない。

Ball and Boeって、コレですわ、コレ。


とかいって、オレあまりテレビを見ない人間だし、リビングにフェスティヴィティでみんな集まって、否応なしにITV観るってことって学生時代終わってから、まるでやらなくて良い人生を送ってきたせいもあって、Michael Bubleについて「知ってる」レベルでしか、この人たちのことも知らんです・・・

Michael BallはAdam Richesで、Alfie BoeがJohn Kearnsで、なんでふたりともそんなに、迫力の歌唱力あるんですかw、と謎すぎるパワフルな歌声で、Ball and Boeとしてステージに登場しちゃうんですよ。深夜のPleasance Grandに鳴り響く歌声と(本家のはしがなく観ている)観客たちの大盛り上がりな歓声。

パラレル・ワールドのBall & Boeでは、BallがMichael Bubleに理不尽なライバル意識を燃やしており、Boeは自作のオリジナルソングを発表したいのだが、その機会を(Ballから)与えてもらえず、不満を抱いている、という設定。ちゃんとストーリー展開もあって、単なるパロディではない卓越した一級品のクオリティがw どーでもいいんだけど、二人の歌声本格的すぎるのなんとかして、笑いが止まらんw

そもそも、Adam Riches とJohn Kearnsが、この2人になってみよう、って思ったのか、ものごっつ知りたい。そこを知らんと、どうやって、work-do用の余興を遥かに超えた、こんなに笑えるハイクオリティな出来になっているのか、核心の核心にはつけない気がします・・・



Huge Davies: Free Work in Progress




Huge Daviesといえば、比較的レギュラーでチェックさせていただいている芸人さんなんですが・・・ 過去作品感想→ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Huge%20Davies

今回、フリーフリンジで、今まで入ったことない飲み屋で、WiPやってまして。お昼の時間帯だったし、PR的なフライヤー等まるで見かけなかったので(&Twitter界隈崩壊につき、まるでまともに情報が入ってこなくなったせいもある)高括って15分前にハコに到着したら、列がパブの外まではみ出てました。しかも入り口がSouth Bridge側とNiddry St側の2箇所にあって、無法地帯なので、両方の入り口に人溢れてる感じ。さすがFree Fringe。とはいえ、なんとか座れまして、見れました。
WiPなので、有料で変なプレッシャーを背負いたくなかったらしいです。いつもの通り、首からでっかいキーボードぶら下げて出てきては、リフだけでつなげて、クラウドワークをひたすら練習?するってことをやりたかったらしい。特に事前に書き起こしているネタもないので、「ショーのクオリティにはなんの保証もなく、いい日もあれば悪い日もある、それも全てはお前ら客次第なんで、よろぴく。何も払ってないので、文句言われる筋合いはねー」的スタンスで、なんか社会心理学かなんかの学者さんが発表した 
をやって、みんな僕を好きになりましょう。とマイクを順々に渡していき、いわゆる「あんたたち誰?名前は?」みたいなところから「もしもディナーに誰でも招待できるとしたら、誰を招待する?」「ディナーには何を準備する?」 と(多分)36の質問と関係する質問をしていき、さらに飛躍するため、クラウドワークのさながら、Chat GPTを利用。

そう、利用しているんですが、わざわざ、ちょっと調べてみるから、とかちょっと使ってみるから、と客に断りを入れずに、キーボードの上にスマホかけて、スマホをたんたか打ちながら、喋ってやりとりして、歌なり、質問の答えにつながることなどを、当たり前の自然の行為的な感じで、調べていくんですよね。それで、歌の歌詞に繋げってったりとかする。これも一つのAIの使い方、と考えると興味深かったです。
WiPなので、今の段階だと、確かに、まだ初期すぎて、このChat GPTの使い方って、どこで線を引くことで、AIがクリエイティヴの道具の一つの範疇であるか、それとも、AIによって作られたショーなのか?という疑問が湧きましたね。でもHuge Daviesは才能ある若きアジアン芸人さんなので、この辺をクリアにしたくて、の、クラウドワークのWiPだったのではないか?と思ってます。
あ、めちゃくちゃ笑いましたよ。


What Men Want 





今後適度に注目、という観点からのみ、書いときます。
今年3月ロンドンで3日間遊びに行った時(注:年に1−2回友人同士で、見たいものを見まくるを目的にロンドン遠征に行ってます)行ったことのないコメディ・クラブで、ヘッドライナーだったリトアニア出身のEvaldas Karosas(いまだにはっきりどう名前を読むのかわかっていない)さんの15−20分セットをみて、お!これは。と思ったんですね。
で、あれ?、この子は、2年くらい前にフリンジにて初心者芸人が1ヶ月やることのドキュメンタリーをYOUTUBEでアップしてた子だって、思い出して、さらに注目度が上がったんですよ


今回は、https://www.instagram.com/p/DMahsC4sSmY/ ←このフライヤーを見たときに、「共同執筆でお芝居をやるのかな?」という期待を持っていってしまったのですが、単純に1時間を2人の芸人さんがスプリットするっていうただのダブル・ビルでした。また、What Men Wantとタイトル付けてるし、各20−25分ずつ尺なのに、What Men Wantからブレてるネタが多くて、それもうーん、気になりました。でも、Evaldasくんは、ネタ自体は面白いもの提供するんですよ。Free Fringeだし、ふたりでやってるので、10ポンドバケツに入れましたが、来年以降、もうちょっと次のレベルに行ってると嬉しいですね。