イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2014年11月6日木曜日

Richard Herring Leicester Theatre Podcast/スティーヴ・クーガンゲスト回、実況コメントいれたTwitter スレッドです。


上記のツイートをスレッドにしてコメント入れてました。上手に表示されないので、Togetter にもまとめました。
http://togetter.com/li/741933
訳というよりは補足情報が多いです。ご参考までにーーー!

2014年11月3日月曜日

2014年秋のUKコメディ中間報告(2)【緊急追記あり】

2014年秋のUKコメディ中間報告(1)はこちら

(2)のコンテンツ

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

⑦ リッチーことRichard HerringのRHLSTPに続き、やたらにクオリティの高いPodcastが増える一方な件について

⑧ Channel 4のウエブシリーズ Comedy Blaps には、今注目しなければいけない芸人さんがドンツカでているので絶対に注目です。

⑨ Citizen Khan のシリーズ3が絶賛放送開始!

-------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------------

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

https://www.facebook.com/andrewlawrencecomedy/posts/10154774535765253
コレですね。


ここで現在のマンネリ化し、システム化してしまった政治風刺のパネルショーに対する痛烈な批判を展開したんです。その表現の中には、

"Particularly too much moronic, liberal back-slapping on panel shows like Mock The Week where aging, balding, fat men, ethnic comedians and women-posing-as-comedians, sit congratulating themselves on how enlightened they are about the fact that UKIP are ridiculous and pathetic."

と、あまり適切ではない表現を使っていたんですね。(正直上記引用箇所が一例なのが、すごいですけど 汗)。また「UKIPのサポーターではないが、UKIPのやってることは理解できる」といった、反感を買うにはもってこいの文章が散在していました。
その結果、このポスティングは批判とともに瞬く間にSNSをかけめぐり、メディア界がすぐにキャッチし大々的に報じられる騒ぎになりました。アンドリュー自身が芸人さんへの痛烈な批判を入れているせいも手伝い、コメディ関係者の間でも醜いコメントが吹き荒れました。

何はともあれ、Andrew Lawrenceとはどんな芸人さんなのか?】 
を知る必要があると思います。というのも、この騒動からUKコメディ界に寄生する問題が読み取れること、そして読み取るにはAndrew Lawrenceがどんな芸人さんか、を正しく知らないと読み取れないからです。

Andrew Lawrenceは、ここ10年くらい、スタンダップ界で評価の高い、相当な実力のある芸人さんです。So You Think You are FunnyやAmused Moose、BBC のNew Act of the Year、それからエディンバラのコメディ・アワードでも新人賞ノミネート、と相当たる注目度を浴びています。その後2010年だったかな?のエディンバラでやったショーがかなりなヒットとなり、BBC Radio 4で冠番組シリーズをゲットするんですよね。しかしながら、その後これ以上にキャリア的に飛躍することはなく、現在に至ります。

オレはアンドリューの評判がピークにきた、まさに2009年だか10年のショーのときに観ました。
そのときに思ったことは以下です。

「この人、非常にレベルが高いし、ピカリと光って面白い。しかし、このやり方では売れたら、彼ならではのジョークの生産ができないんじゃないだろうか…」
「ちょっと尋常でないタイプの自虐コメディで、この人心の病気のほうは大丈夫なんだろうか…?」

じつはこれだけ注目を浴びている時点ですら、アンドリューにとってコメディアンは副業だったんです。本業はロンドン・バス(赤い二階建てバスっす)の運転手。ネタは、自分がいかにブサイクか。いかに底辺ライフを送っているか。底辺ライフから脱出するためにはちょっとでもよい職業なんだろうけど、芸人との二足のわらじだから、休みがとりやすい仕事しかできない。たしか、ロンドンバスの運転手もエディンバラのせいで1ヶ月休まないといけないから、ってんで辞めたんじゃなかったかな…?(→間違ってたらごめんなさい)
でも見事に「オレを笑ってください」以上のクオリティを出していたんですよね。そしてそれが評価される理由およびアンドリューの魅力なのです。というわけで、「売れる道/メジャーの道を歩み始めると、彼の魅力がなくなってしまうのではないか…」という不安が拭えないんです。UKメジャービジネス界で、コメディをよくわかっている人たちが彼にお手つきをすることに二の足を踏んでいるのはここにあるのではないかと思います。

また、アンドリューがキャリアを積み上げてきた2000年後半時期は、90年代のように賞を取った&ノミネートされた芸人さんが誰しもホイホイ次のステップへ進めない時代になってきている倦怠期であることも補足しておきます。 (=90年代に起きたUKコメディ変革期&芸人ブームにより、システム化してきたUKコメディビジネス界における供給が需要よりも増えて来ちゃった。ちなみに2014年はさらなる変換が見えた年でした…)

【この騒動の問題点】

①アンドリュー・ローレンスは、上記の自分の状況をよくわかっているんじゃないかと思います。自分が世間に騒がれるほどの知名度や話題性のある芸人でない、と信じて疑わなかったゆえの、自分のサポーターへ向けた(それ以外の人が読むとは考えていなかった)ポスティングだった。
だからこそ「誰もが読めるpublic sphere」に相応しくない表現を使用しまくっていた…という事実は否めないと思います。一本筋は通っている。彼が表現の自由を自粛する必要はなにもない。けれど、一つの社会をみんなで共有している以上、表現の自由には必ず表現のverificationという義務がついてまわる。そこは、残念ながらおざなりだったと思います。

② 政治風刺パネルショー番組って、つまりはMock the WeekやHave I Got a news for You? なわけです。ここにはちゃんとコメディ戦国時代をくぐり抜ける武将が大勢でています。その武将たちを根こそぎ敵に回すポスティングでした。アンドリューはFrankie Boyleではない、そしておそらく生涯Frankie Boyleになることはないので、Frankieと似たような芸人さんへの攻撃的な言動を起こした場合、援軍や理解者が非常に少ないわけです。(注:Frankie Boyleを理解する人々は圧倒的多数います。聞く耳を持つ人が多ければ多い程それはpublic sphereとかぶっていき、それゆえに、表現を選ぶということが必要なくなっていくと思います)

Graham Linehanが
とRichard Herringにツイートしていたのが、ズシーーーンときました。

③ というわけで、アンドリューは、ライブUKコメディを知る人の間では「才能があるのになかなか上手に活躍できないアンラッキーな芸人さん」というイメージがファジーについている。一方それほどライブスタンダップには興味のない人たちの間ではほとんど知られていない芸人さんではないかと思います。さらにいえば後者の人々のほうが圧倒的多数。そのため「売れないもののやっかみ」「メジャー売れするための作戦」などさんざんな醜聞がはびこりました。さらには「UKIPに肩入れしている芸人がメジャー売れするために喧嘩をふっかけている」的な見方も。
それが違うとわかっていても、①の問題点があるため、なかなかアンドリューをバックする人がいなかったです。私が知る限りでは唯一Richard Herringが冷静に物事をみており、アンドリューにも理解を占めしていました。

④ SNSが登場するまでは楽屋でしか見れなかった(=つまりオレたちが拝むことなんてできなかった)スタンダップ芸人たちのnasty businessがあけっぴろげに展開された良い例となってしまいました。

昔からコメディクラブの楽屋では、結構陰湿な政治があるという話は、Frank Skinner他メジャーな芸人さんたちの自伝で結構頻繁に書いてあります。今にはじまったことではないのだろうと思いますが、SNS時代の今、哀しいことに「楽屋の陰湿ジョーク」が公に活発に行われる世の中に。さらには、この騒動を「時事ネタ」と同じ扱いに考え、中傷ジョーク発するという醜く不健康な状況になっています。実力派の武将レベルの芸人さんがコメントするのは問題ないのですが、正直、若手の芸人さんたちの関連ツイートはどうかと思いました。実力のある先輩芸人さんへのリスペクトをしてほしいですよね…(じつは楽屋でアンドリューからイヤな目にあったのかもしれませんが 汗)

この騒動を予期せずして引き起こし、コントロール不可能で巻き込まれる結果となったアンドリュー・ローレンスのその後のポスティングを貼付けます。
https://www.facebook.com/andrewlawrencecomedy/posts/10154774535765253



【緊急追記】
上記の件から派生して、UKIPリーダー、ナイジェル・ファラージが「芸人さんたち全体が一丸となってUKIPをいじりまくる」「メディア全体が左寄りになっている」と文句を言っていたのですが、それ対するフランキー・ボイルせんせいお得意の「むちゃくちゃな修羅場を爆弾一発で全部こっぱみじんにしちゃうよ」的な最高に美しい記事を以下にはりつけます。
http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/nov/03/ukip-comedians-nigel-farage-leftie-comedians


⑦ リッチーことRichard HerringのRHLSTPに続き、やたらにクオリティの高いPodcastが増える一方で困っている件について

す、すみません(汗)またしても力尽きました…(汗)
⑦−⑨は次に書きます…(汗)ホントすみません。

2014年10月31日金曜日

2014年秋のUKコメディ中間報告 (1)

ものすごい勢いで秋のUKコメディをこなしているのですが、なかなかブログにアップできず、すみません。右脇のカラムにあるツイッターでは逐一UKコメディを中心に騒いでいるので、チェックしていただければ幸いです。

というわけで一気に行きます。2014年秋のUKコメディ中間報告です (注:好きなものだけ話をしているので偏ってます。すみません!)

Contents:

① 相変わらず「Detectorists」は絶対にはずせない

② スコティッシュ色爆裂!なスプーフコメディ「Scot Squad」が激ヤバに面白い

③ (バスデンさんの)「Plebs」 シリーズ2がやけにぬるいと思ったら…!

④ Liam Williams君曰くの"Flash Fiction”、「Common Place」読みました

⑤ タイトルにドン引きの割に地味にヒットしているChannel 4 の「Scrotal Recall 」

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

① 相変わらず「Detectorists」は絶対にはずせない

先ほど第5話の視聴を終えたばかりですが、
1)緻密なプロット展開とキャラクター設定
2)マッケンジー君色が出るに完璧な演出と映像感覚
3)超オフビートなコメディにすることで、ビタースイートで心がズキズキ痛くなり、ティッシュが離せないほど泣いてしまうドラマへとのいったりきたりが非常にスムーズ
です。すごすぎます。
コレを見逃しては、おそらく人生で損をします。私のような笑いの趣味の方は確実に損をします。ぜひおすすめします。

② スコティッシュ色爆裂!なスプーフコメディ「Scot Squad」が激ヤバに面白い



いわゆる「警察24時」のスコティッシュ版のモキュメンタリーです。でも、コレ、モキュメンタリーと再現ドラマの境界線をぼやけさせるほど、”こんな感じ!アルアルアル!”な番組です。(→ゆえに超笑える)ウソくささがまるでない。実体験に基づいているに違いない! 警察の人たちも警察の上司も、でてくる一般市民も全部等身大で笑える言動なんです。上手に伝わっているかわからないのですが、こんなに涙を流してゲラゲラ笑ったスプーフコメディは久々です。

③ (バスデンさんの)「Plebs」 シリーズ2がやけにぬるいと思ったら…!

S2が始まり、騒いでいましたが、正直S1よりもパンチがどんどん弱まる一方。(*)E5のTim Keyゲスト回では、Tim Keyのキャラを上手に利用した話になり(→なのでTim Keyを知ってれば面白いは面白かった)E6ではJonny Sweet君が出ていたにも関わらず、どんなに頑張って視聴してもヌルヌルで、E7はまたもNaz Osmanoglu君のキャラを利用した話になっており(→なのでNaz君を知ってれば面白いは面白い)なーんか、不完全燃焼だったんですよね。ネタがファミリー関係になってて、その落とし方がぬるいか下世話で、セリフのやりとりにいつもの独特の”毒”なバスデン節がない。
「ITV2だからITV2仕様にしなきゃいけない政治とかあるのだろう…」と我慢していた矢先に、びっくり!

Ritualistic double-act, FREEZE! have decided to bring their Christmas drinks onto stage and do just over an hour of Yule horseplay in Soho.
Tim Key (poet/voiceovers/turkey enthusiast) and Tom Basden (gorgeous/slim/married) are in negotiations to get a Christmas Tree or a children’s choir or neither or maybe just dangle a screen and project some stuff or cook a turkey or some chocolate coins. Key’s really wants Basden to dress as an elf.

うわああああああああああ! 
結婚した!!!”#$%&”#$%&

びっくりしたけど、「死」から「生」という真反対なものへの落とし込みがされていたHoles や今回のPlebsでの乳母ネタやら結婚ネタ、すべてが腑に落ちてですね。いや、ネタ自体はどんなんでもオッケーなんです。ただ、そのネタをベースにバスデン色が上手に出ないのには、それなりの幸せで安定した理由があったからだったと! むちゃくちゃいい人(→憶測)ってのは、今の幸せを皮肉れないんだろうなー…(汗)気持ちはわかる! しかし、早いところ上手に今の変換期を昇華して色を再び出して欲しいなと思います。その色が元々と違うイロになっていても全然いいっすから!

④ Liam Williams君曰くの"Flash Fiction”、「COMMONPLACE」読みました

「Twitterの楽しさわかんねー!」の関門?を突破し、完全にフォローしていて面白いアカウントに成長させているさすがなリアム君が、小説とか短編とか詩とかいうフォーマットになる以前の「走り書き」みたいな冊子を売っていてですね…。

(と、思ったのに売ってない?!
アレ?!?!?! 売り切れた?!いや、まさかそんな! い、いや売り切れるようなフォーマットではないはずなので、そのうち復活すると思ってリンクをはりつけときます。)

ホントに、「走り書き」とか「素材」と呼ぶに相応しいものでした。コレ今後何かの原案となることはなく、そのままフタを閉じてしまう可能性が高いそうなので、正直、不完全燃焼(汗)
ただし、エディンバラフリンジで、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン顔負けの並び時間(90分)を持ってしても入れる保証のなかった「Capitalism」の原案もあり、コレはへー!と思えました。11月初旬まで、ロンドンでもやってますが、相変わらずの最高評価レビューを叩き出し続けてます。リアム君も周囲の方々もこれをうけて「記録をとっておく?」とかいう手合いの人たちではないhumble集団なので、機会があればぜひみておくことをお勧めします。

備考:ちなみにリアム君、この期間にOccupy Democracyで9日間ビッグベン前の徹夜デモに参加してたので、ネタが10月中旬から変わってる可能性が高く、オレが前に書いた感想と内容が違っていたらすみません。個人的にはホントにもう1回観ておきたかったです!(→まだ言ってる)

あ、あとリアム君、ラジオドラマに出てます!インフルエンザの感染の描写を恋愛模様に上手に絡めたってことで斬新感を出している結構普通のドラマなので、うーん。リアム君をとりあえずチェックしたい人はぜひ!!(いるのか???そんな人いるのかオレの他に?!汗)

⑤ タイトルにドン引きの割に地味にヒットしているChannel 4 の「Scrotal Recall 」




よく参考にさせてもらっているDen of Geek他のライターさんからすすめてもらったのがきっかけです。クラミジアをもらってしまったディラン(写真トップ)が過去に関係をもった女性全員にそのことを報告しにいく話。プロットとタイトルで「なんだか下世話なベタベタシットコム?」と敬遠したくなりますが、意外にも非常にセンシティブに恋愛感情および関係を描いた良作です。元フラットメイトのエヴィは最近いきなりあちこちで活躍していてびっくりです。サンシャイン・オン・リースをご覧になった方はピンときていただけるのでは?またNorthern Soulにも出てますね。

作家さんはじめ制作陣など、とくに過去に「うわ!コレをやっていたんだ!」と特記する人たちではなかったかな? しかしながらこういう新しい発見はよいものだと本当に思いました。

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

す、すみません。力尽きました…(汗)コレ、大きなネタなので、ちょこちょこっと書いて終わりにできない……(汗)パート2として別日にアップします。

以上です!

(*)追記:フェアではないので、ライアン・サムソン君の演技力は非常に素晴らしいと思っています。アレだけ演技に幅の広いコメディ俳優(?)さんはなかなかいないのではないでしょうか?!頑張れライアン君!

2014年10月8日水曜日

Bo Burnham 君の新曲Repeat Stuffが芸術作品な件について


って突然出ましてね。もともとこういうことやってトップコメディ界の土俵に上がってきたプロディジーですから、みちゃうわけです。んで、今回の新曲、「Repeat Stuff」に関しては、2010年の頃のプロディジーっぷりから、トライアル&エラーを乗り越えた後の、アゲハ蝶的な飛躍でした。というわけで、どうしてそう思ったかについて説明したいと思います。

参考までに、コレまでの(振り返ると怒濤の勢いすぎて戦慄の)Bo 君レポート記録は
http://komeddy.blog130.fc2.com/?q=Bo+Burnham

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Bo%20Burnham
です。

【インテリな引用は冒頭に一発。しかし規模は核爆弾級】

ボー君といえば、ティーンの頃から文学界のビッグワードやビッグ引用をあちこちにちりばめつつの言葉遊びによるジョーク、そしてティーンだったからこそユーモアとして受け取れたブラックジョークのクオリティの高さがハンパない天才…というカテゴリーだったわけです。
それから、2013年頃のライブの感想でもお伝えしたように、そんじょそこらのインテリ大人も簡単には真似できない質と量の言葉遊びの鎧を捨てて、勝負を始めたんですよね。それが、まだ個人的には奔走している最中に感じたわけです。それから約1年。ティーンの頃の文学界のビッグ引用はもはや一つのジョークを作るための小道具ではなく、作品のテーマ、構成とスタイル、およびメッセージのすべてを全方位で示唆する”隠喩”として使用されていました。文鎮みたい! 信じられますか? この高度すぎる技術を!! 24歳!24歳ですよ! どんだけ天才なんですか。世の中の20代半ばの芸人さんが全員可哀想すぎる。どんだけ才能があっても不憫でならないよ…(涙)

具体的にみてましょう。

Love songs used to be so beautiful
"Let us go then you and I, when the evening is spread out against the sky like a patient etherized upon a table."
-T.S. Elliot

コレです。T.S.ElliotのThe Love Song of Alfred Prufrock. コレを持って来るってすごくないっすか?そして、使いこなし方例が
1)シェイクスピアとかダンテとかいった不朽の名作の引用をしていることで有名。→ この歌詞自体の自虐
2)この詩のタイトルが「Love Song」である。(もともとはLove Songにするつもりじゃなかったんですよね?でもキプリングのThe Love Song of Har Dyalに影響を受けてLove Songってやったんですよね。→ボー君の曲との共通点。
3)Prudfrockの詩はダンテのinfernoを引用しているんですよね。その引用箇所が自分のintrospective的な、現実に目を向けてないよーみたいな箇所なんですよね。そんでオチはそこに(ダンテのInferno的なところに)ぬくぬくつかっていると現実に肩叩かれて溺れて死んじゃうってやつですよね。→この曲のPVの最後みてください。ものすごく!!!リンクしてますから。
4)相手は誰か?というところで、ある特定の女性へ捧げているようでありながら、じつは不特定多数の読者(=客)を対象としているといわれている。→「ポップアイドルによる”ラブソング”およびポップアイドルで大きく稼ぐビジネス業界への痛烈な風刺」との共通点が見える。

Nowadays, thanks to corporately owned pop stars
Love songs are even more beautiful.
How beautiful are today's love songs?
I'll show you.

ええもう、魅せていただきました。たっぷり!!!みせていただきましたとも!!!

以下の歌詞も、上記をふまえて読めば読むほど、冒頭のテーマとリンクして一回りしてまたリンクして…って内容。じゃあないでしょうか?
それがサビのRepeat Stuffに通じちゃってて、どうしたらいいんでしょうか?!
[VERSE 1]
I love your hair I love your name I love the way you say it
I love your heart and you're so smart, 'cause you gave away it
I love your sis' I love your dad I love your mum
But more than all of that I love the fact that you are dumb enough (swag)
To not realize everything I've said has been said before
In a thousand ways in a thousand songs, some with the same four chords
But you'll still love it, let me finger you

[CHORUS]
Oh girl, I hope you don't think that I'm rude
When I tell you that I love you boo
I also hope that you don't see through
This cleverly constructed ruse
Designed by a marketing team
Cashing in on puberty and low self-esteem
And girls' desperate need to feel loved

America says we love a chorus
But don't get complicated and bore us
Though meaning might be missin'
We need to know the words after just one listen so
Repeat stuff [x8]

[VERSE 2]
I love my baby and you know I couldn't live without her
But now I need to make every girl think this song's about her
Just to make sure that they spread it like the plague
So I describe my dream girl as really really vague, like
"I love your hands 'cause your fingerprints are like no other
I love your eyes and their blueish brownish greenish color
I love it when you smile, that you smile wide
And I love how your torso has an arm on either side."
Now, if you're my agent you might be thinking, "Oh no, sound the alarms
You're not appealing to little girls who don't have arms."
But they can't use iTunes, so fuck 'em (who needs 'em?)

[CHORUS]

Repeat stuff [x10]
Repeat it! Repeat it 'til the day you die!

[INTERLUDE]
I'm in magazines full of model teens, so far above you
So read them and hate yourself, and pay me to tell you I love you
And the parents will always come along, because their little girl is in love
And how could love be wrong? How could love be wrong? When you
Repeat stuff [x8]

[ENDING]
We know it's not right, we know it's not funny
But we'll stop beating this dead horse when it stops spitting out money

But until then, we will repeat stuff

もうね、自分がなんて凡人でなんて地味でなんてちっぽけなんだろうって辛くてしょうがなくなる感じですね。オレなんかただの一般人だからいいけど、ここまで消化&昇華できる術まで至ってない20代の芸人さん、みんな酷く落ち込んでるんだろうな… 
 

2014年10月4日土曜日

スゲーーーーー! ITV2 シットコム(バスデンさんの)Plebsのスタジオ全容が全部グーグルマップで見れる!!



コレすごおおおおおおおおい!!!

*(相変わらず枕詞はバスデンさんの、です)